海遊館で宿泊

大阪の海遊館という水族館の「おとまりスクール」に8歳の娘と
17日18日一泊参加。6月週末4回実施。小学生+その親(18歳以上
であれば親でなくてもいいみたい)が応募条件。抽選。今回の倍率
は12.4倍だったようで。海遊館の会員になれば倍率2倍前後、大人
1人のみ応募も可能みたい。寝袋持参。今回の参加人数は40名ぐらい。
午後7時受付後、自己紹介。一般客が引いたあとの午後8時から9時
半まで館内見学・飼育係のガイド付き。
ジンベイザメのいる太平洋水槽の水量は5400トン。高さ9メートル。
一家の風呂30年分の水量らしい。いろんな魚が共存してて、食うか
食われるかにならない不思議。小さな魚は群れをなすことでサメ等に
やられないよう身を守る。給餌によって食欲コントロール、それでも
特に新参者が狙われやすいらしいが、臆病に群れから離れて泳いだり
すると襲う魚がいると。巨大なジンベイザメの体にくっつくようにして
身を守る魚も多い。
見学しながら飼育係への子供達の質問・好奇心旺盛、微笑ましかった。
僕も質問した。ペンギンの匂いは?
結構、臭いという回答。天王寺動物園の野外のペンギンが
かなり臭くて、それは水が腐って臭いのか、ペンギン自体が臭いのか
わからず疑問に思っていて。飼育係の女性が言うには、羽の裏辺りが
かなり臭いと。魚が腐ったような匂い。
ラツコの寝姿は可笑しい。仰向けに浮いて寝るのだが、両脚を水に濡ら
さないよう腹の上に行儀よく置き、両手は口の前辺りに揃えて。寝てる
ときに脚が濡れると病気になるらしい。
サメは水槽の底、ほか強そうな大きな魚は水中で死んだように動かず寝る。
小さな魚たちは一日中ずっと泳いでいる。大きなジンベイザメやマンタは
襲われる心配もないだろうが、ずっと泳いでたかな。いつ眠るのだろう?
イワシは泳ぐのをやめると死ぬと聞いたことあるような。質問すればよかった。
午後10時辺りから寝る場所決め。どこで寝るかというと通路です。
館内はとても広いので、寝場所は10箇所ぐらいにしぼられてあるが、
希望場所を挙手で決める。人気のある場所はジャンケンで決める。
イルカやジンベイザメに人気集中。
僕らはジンベイザメ、マンタ等いる巨大な太平洋水槽とイワシの水槽
の間の通路に寝袋で寝ました。
とにかく、皆あちこちの通路に分散して寝るわけですが、殆どの水槽
は真っ暗ではなくて、結構、明るいです。朝までうろうろしている小学
生もちらほら。
補足すると、海遊館中央に巨大な太平洋水槽があり、その周囲に螺旋
状・スロープ通路が5階?まで、要するに、見学通路はゆるやかだけど
斜めになっているところが多い。フラットな寝場所もあったが、多くの
人は斜め通路で寝る。僕らもそう。娘は朝起きたら、下のほうに転がっ
てました。
翌朝6時15分起床。7時〜8時近くのホテル朝食付き。
その後、一般客が入る午前10時まで館内自由見学。解散。
夜と朝の見学どちらも一般客がいないので独占、飼育係5、6人いて、
いろいろお喋りしながらで、ほんとに楽しいイベントだと思いました。
夜中、何度も目覚めて、アクリルガラス越しに無数の魚がいる。
なんと表現していいか、なんとも不思議な体験で、幻想的、と表現
できるけど、幻想ではなくて。