新規・冷凍配送/壊したい4つの食べ方

新規のお客様は冷凍配送のみとなります。
常温配送・常温手渡しを2004.10.20より正式に導入致しましたが、
常温の欠点は、ついついそのまま(トーストせずに)食べてしまうことです。
PANKENとしましては、
日本のパンの食べ方の習慣は、とことん壊したいと思う次第です。
その手の食べ方は、その手の市井のパンで、という気持ちです。

PANKENのパンの特性をじゅうぶん理解して頂いてますリピートのお客様方は、
常温配送・常温手渡しであっても、その後の乾燥に対する考え、冷凍すること等、
不安はないのですが、初めてのお客様には、まず、どんな理想の味を目指している
のかを知って頂くために、「冷凍→解凍せずトースト2分で完成するパン」として、
冷凍配送のみの取り扱いとさせて頂きます。


壊していきたい4つの一般的なパンの食べ方について。


①「美味しいパンは、そのまま食べても美味しい」

それは、そのまま食べても美味しく感じるように作ってあるからです。
バターや卵や牛乳等を入れて、または添加物で生地をやわらかくしたりして。
粉と塩と酵母だけのシンプル素材によるフランスパン系なら、その美味しさには
短い期限があり、翌日になれば風味は落ちる。パンによっていろいろなわけですが、
PANKENのパンは、いつ食べても美味しい生地であるために、冷凍であり、
他にない水分保持であり、トーストすることを基本にしています。


②「焼き立てが美味しいから、是非、焼き立ての手渡し販売で食べてみたい」

焼き立てが美味しいということは、逆に言えば、翌日のパンは不味いということ。
一般のパンの殆どがそう。PANKENのパンは、冷凍すれば、焼き立て常温より
も、より美味しくなるように作っていますから、手渡し販売の意味は・・・対面
できる楽しみがあるということでしょうか。


③「美味しいパンはトーストしなくても美味しく、不味いパンは、トーストすれば、
少しは美味しくなる」

大量生産の添加物食パン等の場合に当てはまること。
そのまま食べるか、トーストするかの差異というのは、天然酵母のパンの場合は、
トーストしたほうが、酵母の香りが高くなるのです。そのうえ、一般的な天然酵母
パンと、PANKENのパンの違いは、95%発酵+焼成の生地である点です。
より、純正の天然酵母の濃密な味わいを目指しています。


④「冷凍よりも焼き立てが美味しいに決まっていて、冷凍したとしても、
1週間以内に食べたほうがいい」

焼き立てが美味しく、翌日以降常温だと不味くなる一般のパンを冷凍すれば、
そうなるだけのこと。水分保持の仕方が、根本的に異なります。また動物性素材
の、特に油脂の部分は、時間が経てば酸化が進み、不味くなります。
例外として、世界のパンの伝統のなかには、熟成していくことで美味しくなるパン
もあります。天然酵母パンは日に日に熟成される、あるいは、蜜やアルコール素材
を入れることで、熟成される。これらのパンは、焼き立てよりも何日か経過したほう
が美味しくなる傾向がありますが、油脂の酸化も同時に進行する場合、健康的な
パンかどうかは、また別問題になります。PANKENのパンは、油脂未使用なので、
酸化とは無関係です。
③の回答と重なりますが、95%発酵+焼成の生地であるPANKENのパンは、
賞味期限1ヶ月を経ても、解凍せずトースト2分で、いつでも、新鮮です。
それは、実際に試して頂けば、ハッキリわかることです。