投資再開

9月末から投資を再開した。
03年秋以来だから4年ぶり。
パンと投資の両立は不可能と思っていたが、
この夏、急にやれそうなイメージが出来て準備に
入り、ゆっくり様子を見ながらと思っていたら、
再開初日から水を得た魚、どっぷり深みに。
ここに投資に関して書くのは、初めてですね。



僕は数年に1回、半年から1年間、投資をする。
パン屋になる前、それを延々やっていた。
初めて投資をしたのは高校生の頃。
父親が投資家だったからその影響で。
初めて買ったのは、とある建設株。
投資額は27万円だった。それが倍ほどになり、
違う株に移り、それもまた倍ほどになり、そうして
1年で利益が数百万になってもそれは自分の力で
得たものではなくて、父親とその仲間のおかげ。
自力でやりはじめたのは、もっと後になってから。



休眠していたこの4年間、何もしていなかったわけ
ではない。日々の経済指標や各国の市場の動きは
それなりにチェックしてた。趣味ですから。でも、
それなりにというのは日々10分間程度。笑。
とは言え、ざーーと見渡すだけでも違うもので。
傍観者だから見えることと、傍観者には絶対に見え
ないこと、投資には二つの視点があると常々思って
いる。投資家の心理の一つの特徴として、
相場は常に存在しているのだから、休むのも一つの
選択、と自分に言い聞かせてもいるのに、たとえば、
過熱しすぎて、損失を拡大させてしまったときに、ああ、
いったん手仕舞いして出直せばよかった、休むも相場、
とよく言われるけど、どっぷり相場に参加してしまって
いると、なかなかその決心がつかなくなって、結局、
大損する、ということがある。
僕の場合は、ある程度、想定していた利益が上がれば、
数年休む。長期休みに入ってもしばらくは、いわゆる
株中毒と言われる症状が出る。笑。要するに、売買したく
なるということ。ざら場見たい、見ないではおれない、
気になってしょうがない、ということ。
数ヶ月経つと、なんとか脱出できる。結構、薬物系中毒
みたいだけど、綺麗に抜け出すと、なんのストレスもなく
なるし、日々の熾烈な相場ともおさらばできて、とても
すがすがしい。で、まっとうな人に生まれ変わり。。。笑。



9月末から相場に実際に参加してみて感じたことは、
大相場の予兆が随所に見られるのに、意外にも弱い点。
大相場の初期段階に至るには数年かかる。数年かけて
準備をし、いざ始動という段階で、具体的に言えば、
長らく低迷していた新興市場の底打ちからの暴騰、
仕手株系の出現あちこち、主力銘柄の底堅さ、好業績
優良株の躍進、これらが全部見られるのが現在の相場で、
しかし難点は、アメリカ経済の減速、それはつまり影響
を受けやすい日本経済の減速でもあり、大相場の初期段階
が見られるのにも関わらず、羽ばたけないリスクが・・・
しかしそれでもせっかく準備したんだから羽ばたこうよ、
みたいなジレンマが・・・だから、ここからの展開は非常
に難しい印象になった。どっちに行くのか、先延ばしなのか、
失速なのか・・・
とは言え、株というのは沈んだら上がるし、上がったら
沈むし、その振幅のなかでの売買だから、いつやっても
いいわけで、どんな相場であれ、成果を上げたいと思う。
しかしそのためには、地道な検証作業がつきもの。
その物理的な検証時間量がとれるかどうかが、パンとの両立
において長らく両立無理と思っていた、ということになるの
だけど、今回は03年のデイトレードの手法だけでなく、
というより、テイトレードする時間はあまりないので、
短期中期狙いの手法を軸にして取り組んでいます。


それにしても、弱いね。
理由は、外資に振り回されている、ということになって
いるが、根本的な問題は国内にある。明快な理由は決して
表には出て来ないが、はっきりした理由があるのはわかっ
ているつもり。だから、傍観する視点を持ちながら、過熱
するときは過熱して、いまは土台を作りたいという感じ。
投資に無縁な人は、なんの話かわかりにくいかもしれないが、
とにかくパンのお客様のなかには投資家の方々もおられる
ので、一応、投資再開しましたのお報せでもあります。



いずれ、投資に関する情報発信も検討中。
03年は日々膨大な情報を発信していた。
03年と同じことはできないが、負けない投資手法を確立
できれば、この難局も乗り切れるだろう。パンもコンセブト
次第。投資も同じですね。
興味ある方は一報ください。